iPadの寿命は?何年使える?買い換え時期となるタイミングを解説

今回は、「iPadの寿命は?」「何年使える?」ということについて解説します。

WEBサイトによっては、「iPadの寿命は2〜3年」と書かれていることがありますが、それはあくまでもバッテリーの劣化が気になってくるタイミング。購入後2〜3年なら、性能的にもまだまだ快適に使えます。

ユーズドハブでは、iPadの寿命は3〜6年だと考えています。

本記事ではその理由や買い換えを考えるタイミングについて詳しくご紹介します。

iPadの寿命は3〜6年

想定耐用年数は3年

Appleが想定している耐用年数は「3年」です。

macOSまたはtvOSを搭載したデバイスは4年、iOS、iPadOSまたはwatchOSを搭載したデバイスは3年とするモデルを採用しています。ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く、多くの場合最初の所有者から別のユーザーに譲渡または転売されるか、Appleによって回収されます。

引用:環境 – よくある質問(Apple)

ただAppleが「ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く」と書いているように、3年を超えても使われることがほとんど。

事実、私が所有する2019年発売のiPad mini(第5世代)は5年経ったいまでも快適に動いてくれています。もちろん、最新機種ほどの性能はありませんが、ベッド脇に置いて動画を観たり、電子書籍を読んだりするには十分な性能です。

寿命が3〜6年の理由

iPadの寿命が3〜6年と考えるのには、以下の2つが理由です。

iPadの寿命が3〜6年の理由
  1. 3年ほど使用するとバッテリーの劣化が気になってくる
  2. iPadOSのサポート期間の最大が5〜6年

この2点を踏まえて、次に解説する「買い換えを考える3つのタイミング」をご紹介していきます。

買い替えを考える3つのタイミング

iPadの買い替え考えるタイミングには、以下の3つがあると考えています。

iPadの買い替えを考える3つのタイミング
  1. バッテリーが劣化してきた
  2. iPadOSのサポートが終了した
  3. 高額な修理費用が発生した

1. バッテリーが劣化してきた

それまでの使い方によって多少異なりますが、だいたいiPadを使い初めて2年を超え3年ほど経つとバッテリーもちが悪くなり劣化が気になってきます。

バッテリーもちが悪くなってきたまま使い続けることも可能ですが、さらにバッテリーの劣化が進むと、

  • 駆動時間が大幅に減少
  • バッテリー残量表示がおかしくなったり(バッテリー残量のパーセンテージ突然大幅に減るなど)、当然の電源オフなど動作が不安定になったりする
  • 動作がカクツク

このようなことが発生する場合があります。

バッテリーもちが悪くなり不便だと感じたり、パフォーマンスに影響するようなことが出てきたりしたら、まさにそのときがiPadの買い換えを検討するタイミングと言えるでしょう。

2. iPadOSのサポートが終了した

iPadOSのサポートが終了したiPadは、最新のiPadOSにアップデートできません。

最新iPadOSが機能が使えなかったり、iPhoneやAirPodsなど他のApple製品の連携機能が一部使えなかったりする場合があります。一部のアプリとの互換性が失われることもあります。

2024年秋リリースの「iPadOS 18」には以下の機種がサポートされます。

iPadOS 18に対応する機種
  • iPad(第7世代以降)
  • iPad mini(第5世代以降)
  • iPad Air(第3世代以降)
  • 11インチ/13インチiPad Air(M2)
  • 11インチiPad Pro(第1世代以降)
  • 12.9インチiPad Pro(第3世代以降)
  • 11インチ/13インチiPad Pro(M4)

これらの機種は少なくとも「iPadOS 19」が登場するであろう2025年秋までは最新のiOSにアップデートできます。

ただし、サポートが終了したからといって直ちに使えなくなるわけではありません。重大な脆弱性が発見された場合などでは、セキュリティアップデートによるフォローがあります。

セキュリティアップデートがいつまで続くのかは明確な基準はありませんが、直近では2024年8月7日にiPad(第5世代)、9.7インチiPad Pro、iPad Pro 12.9インチに対しセキュリティアップデートが配信されています。

参考 Apple のセキュリティリリース

3. 高額な修理費用が発生した

iPadを損傷させてしまうと、高額な修理費用が発生してしまいます。修理内容によっては同機種の中古iPadを楽ラク買えるほどの金額になることもあります。

AppleCare+に加入していれば安く修理できるものの、そうではない場合は高額な修理費用がのしかかってくることに。これが買い換えを考える3つめのタイミングです。

Appleに修理に出すと、修理する前に見積もりが出てきます。その見積もり額があまりに高額な場合は、iPadの買い換えを検討してみましょう。

iPadを長く使うためのヒント

最後にiPadの購入や買い換えを検討されている方に、iPadを長く使うためのヒントをご紹介します。

他のApple製品にも言えることですが、iPadには「リセールバリューが落ちにくい」というメリットがあります。いい状態を保てれば、先の買い替え時に高く売却できるでしょう。

ケース・保護フィルムの活用

iPad用のケースと保護フィルムを装着しておくことで、落下などによる傷や損傷を防げます。

特に傷がつきやすいのはiPadのフレーム部分とディスプレイ。ケースと保護フィルムで完全に防げるわけではありませんが、少なくとも助かる可能性は上がります。

ひどく損傷させると高額な修理費用が発生します。それが買い替えざるを得ない理由となってしまうことがあるので、できうる限りケース・保護フィルムで対策しておくことをおすすめします。

バッテリー管理

iPadを2、3年使っていくと、iPad本体よりも先にバッテリーの寿命がきます。その時点で性能や機能に不満がなければ、わざわざ買い替える必要はありません。バッテリーを交換することで再び快適に使えるになるでしょう。

バッテリーの交換費用は機種によりますが、だいたい2万円ほど。AppleCare+に加入している場合は負担なしで交換できます。

参考 iPad の修理サービス

なおAppleまたはApple正規サービスプロバイダ以外でバッテリー交換すると、Appleでの修理は受け付けてくれなくなるので注意です。それを理解した上で利用するようにしましょう。

AppleCare+への加入

iPadを買い替え理由になりバッテリーの劣化と高額な修理費用。有料の延長保証「AppleCare+」に加入しておけば、その2つに備えられます。

AppleCare+加入中のバッテリー交換費用は0円です(バッテリー最大容量が80%未満となっている場合のみ)。iPadを長く使いたいと考えている方にとっては嬉しいサービスです。

また過失での損傷・故障も保証対象となり、その修理費用にも割安の修理費用(3,700円)が適用され、安く修理できます。

もちろんAppleCare+への加入料がかかりますが、バッテリーの劣化と高額な修理費用に備えられるのは大きいでしょう。AppleCare+に加入できるのは購入後30日以内。安心を優先するならぜひ検討してみましょう。

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