iPadの購入を検討している方にとって、「Apple認定整備済製品」は非常に魅力的な選択肢のひとつです。
iPadの整備済製品の最大の魅力は、新品水準の品質をもつiPadをお得な価格で購入できること。新品iPadを比べたときに大きな価格的メリットがあることから、注目されることが多い選択肢です。
今回は、このiPadの整備済製品について詳しく解説し、そのメリットとデメリットを詳しくご紹介します。購入を検討されている方はぜひ参考にしていただければと思います。
目次
iPadの整備済製品とは?
iPadの整備済製品とは、返品された製品などをAppleが厳格な基準で再整備し、割安価格で販売されているものです。新品と同等の品質基準を満たしており、付属アクセサリもすべてが揃います。
iPadの整備済製品には新しい外装とバッテリーが使用されています。完全な新品ではありませんが、その品質は「ほぼ新品」です。
Apple以外の整備品との違い
Apple認定整備済製品は、Apple自身が整備プロセスを行っている点が大きな特徴です。
Amazon整備済み品(Amazon Renewed)などの他社による整備品とは異なり、「Apple自身が整備している」ということがポイントです。
Appleの整備済製品は「新品」に近いですが、他社の整備品は、買い取った中古iPadを独自に整備されて販売されていることを考えると「中古」に近いです。
新品との違い
iPadの整備済製品は新品同等の品質をもち、また1年間のメーカー保証もつきます。任意で延長保証のAppleCare+に加入することもできます。
品質・保証面では新品に限りなく近いのですが、価格以外に異なる点として挙げられるのはパッケージが整備済製品専用のものになることです。
そう大きなデメリットではありませんが、将来的に下取りに出したいと考えている方の場合、パッケージが新品購入時のものと異なることによって査定額に影響が出る可能性があります。
中古品との違い
整備済製品と中古品の大きな違いは、「品質」と「保証」にあります。
中古iPadの場合、個体によって差はありますが外装への傷やバッテリーの劣化が少なからずあるはずです。一方で整備済製品には新しい外装・バッテリーが使われ新品に近い状態です。
また中古iPadでは、最初に購入されてから1年未満のものでない限りAppleの保証はつきません。基本的には中古ショップが独自に用意してくれている保証のみとなります。
メリット
iPadの整備済製品の最大のメリットは、新品の最大15%引きと「新品よりも安く購入できる」ことでしょう。その他にも以下のようなメリットがあります。
- 新品の最大15%引きで購入できる
- 新しい外装とバッテリーで「ほぼ新品」
- 1年間のメーカー保証付きでAppleCare+への加入も可能
- 14日以内なら無料で返品できる
1. 新品の最大15%引きで購入できる
最大のメリットは価格です。新品と同等の品質をもつiPadを、最大15%割引で入手できるのは非常に魅力的です。
2. 新しい外装とバッテリーで「ほぼ新品」
iPadの整備済製品には新しい外装とバッテリーが使われています。
見た目も中身も「ほぼ新品」の状態で提供されるため、中古品を買うことに抵抗がある方でも安心して購入できるでしょう。
3. 1年間のメーカー保証付きでAppleCare+への加入も可能
新品と同じ1年間の保証が付き、さらに延長保証のAppleCare+にも加入可能です。
購入後1年間のメーカー保証は、初期不良やいわゆる自然故障に対する保証です。万が一不具合があった場合、交換や修理で無償で対応してくれます。
有料保証のAppleCare+に加入しておけば、使用者の過失による損傷・故障も保証対象となります。バッテリーを無償で交換してくれたり(バッテリー最大容量が80%未満)修理時に格安価格が適用されたりと、長くiPadを使いたい方にとっては安心な保証です。
4. 14日以内なら無料で返品できる
iPadの整備済製品は、購入後14日以内であれば例え購入者都合であっても無料で返品が可能です。
実際に使用してみて期待通りでなかった場合でも返品できるのは安心。新しい外装とバッテリーが使われているため状態に満足がいかないパターンはそうないかと思いますが、「最悪の場合は返品できる」というのは大きな安心要素です。
デメリット
続いてはiPadのデメリットについて。メリットだけでなくデメリットについても知っておくことが大事です。
- 価格の安さは「中古iPad」に負ける
- 在庫状況によっては欲しい機種を買えない
- 整備済製品専用のパッケージで届く
価格の安さは「中古iPad」に負ける
整備済製品は新品より安いですが、純粋に価格だけを比較すると中古iPadの方が安いことが多いです。
中古iPadの購入を検討されている方からすると、「整備済製品をチェックしてみたけど価格が高い」と感じてしまうこともあるかもしれません。
価格の安さを重視するなら、やはり中古iPadのほうが有利です。もちろん整備済製品と比べると品質は落ちるものの、例えば「用途は動画視聴が中心」という方なら中古iPadで十分です。
整備済製品を選ぶか中古品を選ぶかは、求めるものや予算によって変わってくるでしょう。
在庫状況によっては欲しい機種を買えない
整備済製品の在庫は不安定で、常に欲しい機種やスペックのiPadが購入できるわけではありません。タイミングによって買える機種が限られることが整備済製品のデメリットです。
また、整備済製品で販売されているのは主に1〜2世代前のモデルが中心。「最新機種を買いたい」という方は狙いにくいでしょう。
整備済製品専用のパッケージで届く
整備済製品では新品とは異なる専用のパッケージで届きます。
これは見た目だけで品質の問題はありませんが、新品とは異なるパッケージによって将来iPadを売却する際に査定額に影響する可能性が出てくるデメリットがあります。
まとめ
Apple認定整備済製品は、高品質なiPadをお得に購入できる魅力的な選択肢です。新品同様の品質と保証が付いているため、中古品に抵抗がある方にもおすすめです。
一方で、中古品ほどの価格的メリットがない点や、機種の選択肢が限られる可能性がある点には注意が必要です。
最終的に整備済製品が最適な選択肢かどうかは、個人のニーズや予算によって変わってきます。新品との価格差、中古品との品質差、そして自分の使用目的をよく考慮した上で、賢い選択をすることが大切です。