Apple WatchのApple純正の人気のスマートウォッチ。すでにお使いの方は多いでしょうし、「Apple Watchってどうなんだろう?」と気になっている方もきっと多いはずです。
今回ご紹介するのは、「Apple Watchの整備済製品」について。
Apple Watchを購入する方法にはいくつかの選択肢があり、そのひとつが整備済製品です。新品水準の品質と保証があり、かつ新品よりも価格が安いことから人気のある購入方法です。
本記事では、以下の3つについて詳しくご紹介します。
- Apple Watchの整備済製品とは?
- 整備済製品ならではのメリット
- 知っておきたいデメリット
目次
Apple Watchの整備済製品とは?
Apple Watchの整備済製品とは、なんらかの事情で返品されたApple WatchをApple公認のプロセスで整備、新品よりも割安な価格で販売されているものです。
整備済製品ではApple Watchの他にiPhoneの整備済製品やiPadの整備済製品、Macの整備済製品なども販売されており、Apple公式サイト内にある「Apple認定整備済製品」からのみ購入できます。
新品との違い
整備済製品と新品の大きな違いは「価格」にあります。
項目 | Apple Watch 整備済製品 | 新品Apple Watch |
---|---|---|
品質 | 新品レベル | 新品 |
バッテリー | 新品レベル | 新品 |
外装 | 新品レベル (傷がある可能性あり) | 新品 |
付属品 | 新品レベル (傷がある可能性あり) | 新品 |
パッケージ | 整備済製品専用の箱 | 新品の箱 |
1年のメーカー保証 | 有り | 有り |
AppleCare+への加入 | 可能 | 可能 |
Appleの返品ポリシー | 適用 | 適用 |
価格 | 新品の最大15%引き | 新品価格 |
最大15%引きの価格を除けば、整備済製品と新品には大きな違いはありません。ほぼ新品とも言えるApple Watch安く購入できる点が大きなメリットです。
中古品との違い
整備済製品と中古品の大きい違いとしては、やはりその品質です。中古品によって程度の差はありますが、ほぼ新品の整備済製品と比較すると品質は劣ります。
項目 | Apple Watch 整備済製品 | 中古Apple Watch |
---|---|---|
品質 | 新品レベル | 比較して劣る |
バッテリー | 新品レベル | 製品によって劣化が進んでいる |
外装 | 新品レベル (傷がある可能性あり) | 使用感がある |
付属品 | 新品レベル (傷がある可能性あり) | 揃っていない場合がある |
パッケージ | 整備済製品専用の箱 | 箱にダメージがある場合がある |
1年のメーカー保証 | 有り | 購入後1年以内のものを除き無し |
AppleCare+への加入 | 可能 | 購入後30日以内のものを除き加入できない |
Apple返品ポリシー | 適用 | 適用されない |
価格 | 新品の最大15%引き | 新品・整備済製品よりも安い |
ただ中古品には「整備済製品よりもさらに安い」というメリットがあります。予算的に新品や整備済製品に手が出ない場合は、中古Apple Watchを探すと予算に合うものが見つかるかもしれません。
整備済製品ならではのメリットがある
価格の安さや高い品質、Apple Watchの整備済製品が選ばれるのには理由があります。
- 新品の最大15%引きで購入できる
- Appleの厳しい品質基準をクリア
- 1年間のメーカー保証とAppleCare+への加入
- 状態に満足できなければ返品可能
1. 新品の最大15%引きで購入できる
やはり大きいのは価格的なメリットでしょう。
現行機種として販売されているApple Watch Series 9の価格で比較してみます。
記事執筆時点において、Apple Watch Series 9の新品価格は税込59,800円から。一方で整備済製品では税込50,800円からとなっています。その差額は9,000円ですから、ちょうど15%引きという計算に。
特に価格が下がりにくいApple製品。ほぼ新品のApple Watchを15%引きで買えるというのは非常に大きいです。
2. Appleの厳しい品質基準をクリア
Apple Watchの整備済製品はAppleの厳しい品質基準をクリアしています。
Appleが「新品水準」とうたっているわけですから、Apple以外が販売する再生品や整備品、リファービッシュ品などと比べるとその品質の高さは間違いありません。
また、中古品の場合はものによっては本体のみで販売されることが多々ありますが、整備済製品の場合は付属される「磁気充電ケーブル」や「バンド」も完全な状態で販売されています。
3. 1年間のメーカー保証とAppleCare+への加入
Apple Watchの整備済製品には、新品と同じように1年間のメーカー保証(ハードウェア製品限定保証)がつきます。また、有料の延長保証「AppleCare+」への加入も可能です。
整備済製品の扱いは新品と同じ。初期不良や動作不良があれば新品と同様にAppleが対応してくれますし、AppleCare+に加入し長期使用に備えることもできます。
4. 状態に満足できなければ返品可能
Apple Watchの整備済製品は、これもまた新品と同じように「14日以内の返品」が可能です。
届いた整備済製品に小さな傷がある可能性はゼロではありませんが、受け取りから14日以内であれば、万が一状態に満足できないなどの購入者都合でも無料で返品できます。
品質が高いと言えども、「整備済製品の品質が気になる」という方もいるかと思います。ですが返品可能なのでリスクはありません。
知っておきたいデメリットもある
Apple Watchの整備済製品にはたくさんのメリットがある一方で、知っておきたいデメリットもあります。
- 古品と比べると価格が高い
- 欲しい機種・サイズ・バンドの組み合わせが見つかるとは限らない
- 小さな傷がある可能性がゼロではない
1. 中古品と比べると価格が高い
Apple Watchの整備済製品は新品と比較すると安いものの、その価格自体は中古品のほうが安く、「価格の安さを重視したい」という方にとっては魅力的ではないかもしれません。
記事執筆時点において、Apple Watch Series 9の整備済製品は税込50,800円からとなっていますが、一方で大手中古ショップ「イオシス」で同じ製品を見ると税込41,800円からで販売されています。
もちろん品質に差がありますし、中古品には基本的にAppleによる保証はなく、中古ショップ独自の保証のみとなります。
整備済製品と中古品それぞれにメリットとでメリットがありますが、価格面で有利なのは中古品です。
2. 欲しい機種・サイズ・バンドの組み合わせが見つかるとは限らない
整備済製品の在庫状況は日々変化するため、必ずしも欲しい機種・サイズ・バンドの組み合わせを購入できるとは限りません。
記事執筆時点においてはApple Watch Series 9からSE、Ultra 2まで比較的充実していますが、タイミングによってはほとんど在庫がないこともあります。
またApple Watchの場合、ケースのサイズやケースの素材、バンドの種類など、その組み合わせの数は多く、希望どおりのものに巡り会えるかどうかはタイミング次第です。
3. 小さな傷がある可能性がゼロではない
Apple Watchの整備済製品の場合、届いた製品に小さな傷がある可能性がゼロではありません。
iPhoneとiPadの整備済製品では、外装とバッテリーに新しいものが使われていますが、Apple Watchのの場合はそうではありません。これがその理由です。
整備済製品は到着から14日以内であれば返品できます。購入した際には、本体に傷はないか、またバッテリーに劣化は見られないかを確認しておきましょう。
なおバッテリーの状態は、Apple Watchの「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」で確認できます。100%が劣化がない状態で、それ未満だと劣化が進んでいる状態です。