iPhoneの中古はおすすめしない?やめたほうがいい理由とは

「中古iPhoneはおすすめしない!やめたほうがいいよ!」

と言われることがあります。

確かに中古iPhoneにはデメリットがあり、いくつかのポイントを押さえておかないと購入後に後悔してしまうこともあります。

そこでここでは、中古iPhoneを購入する際に知っておくべき「iPhoneの中古をおすすめしない理由」について解説します。

中古iPhoneの購入を検討されている方は、「求めることによってはやめたほうがいい場合もある」ことを理解した上で購入するようにしましょう。

iPhoneの中古をおすすめしない理由

iPhoneの中古をおすすめしない理由としては、

  1. 経年劣化による外観に使用感がある
  2. バッテリーが劣化している
  3. iOSのサポート期間が過ぎてしまっている可能性
  4. 購入方法によっては一切の保証がない

以上4点が挙げられます。

1. 経年劣化により外観に使用感がある

中古品という特性上、経年劣化による使用感は避けられません。

中古iPhoneの場合、特に傷や欠け、汚れが目立ってしまうのは以下の部分でしょう。

  • ディスプレイ
  • 側面のアルミフレーム
  • 背面ガラス
  • 充電ポートやスピーカーホール

2. バッテリーが劣化している

外観だけでなく、バッテリーも繰り返し使ううちに劣化していきます。

iPhoneに内蔵されているリチウムイオンバッテリーは消耗品。放充電を繰り返していくと、バッテリーに蓄えられる最大容量が減っていきます。これがバッテリーの劣化です。

これも外観と同じように、中古iPhoneを選ぶ上で避けられないデメリットです。

3. iOSのサポート期間が過ぎてしまっている可能性

iOSのサポート期間が過ぎたiPhoneは、最新iOSにアップデートできず最新機能を利用できません。

iOSのサポート期間が過ぎても、しばらくはセキュリティアップデートは続きます。そのため直ちにセキュリティ的なリスクが高まるわけではありませんが、せっかくiPhoneを購入して最新機能を利用できないのはさみしいところ。

なお2024年秋リリースの「iOS 18」には、以下のiPhoneモデルが対応します。

iOS 18に対応するiPhoneモデル
  • iPhone 15/15 Plus/15 Pro/15 Pro Max(2023年発売)
  • iPhone 14/14 Plus/14 Pro/14 Pro Max(2022年発売)
  • iPhone SE(第3世代)(2022年発売)
  • iPhone 13/13 mini/13 Pro/13 Pro Max(2021年発売)
  • iPhone 12/12 mini/12 Pro/12 Pro Max(2020年発売)
  • iPhone SE(第2世代)(2020年発売)
  • iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max(2019年発売)
  • iPhone XR・XS/XS Max(2018年発売)

4. Appleによる保証がない

新品のiPhoneの場合、購入後1年間のAppleによるメーカー保証(ハードウェア製品限定保証)がつきます。

しかし中古iPhoneの場合は、購入後1年経っていないものを除きAppleによるメーカー保証はありません。

大手の中古ショップでは「保証付き」とうたわれていますが、それはあくまでも中古ショップ独自の保証となり、Appleの保証でないことには注意です。

補足 有料の延長保証「Apple Care+」はその端末に紐付けられているので、保証期間ないであれば所有者が変わっても保証は有効です。

iPhoneの中古をやめたほうがいい場合

iPhoneの中古やめたほうがいい場合には、

  1. 外観・バッテリーの経年劣化を許容できない
  2. 最新機能・性能を使いたい
  3. 新品レベルの保証が欲しい

このようなパターンがあげれます。

1. 外観・バッテリーの経年劣化を許容できない

新品同様の中古iPhoneが販売されていることもありますが、小さな傷などで使用感があるものがほとんど。バッテリーも同じで、未使用品でない限り少なからず劣化があるはずです。

なかには「どうしても小さな傷など細かいところが気になってしまう」という方もいるかと思います。そういった方は中古iPhoneの購入はやめたほうがいいでしょう。

細かい状態やバッテリーの劣化が気になる方は、実店舗の中古ショップに出向き実物を確認の上で購入することをおすすめします。

補足 バッテリーの劣化具合(バッテリーの最大容量)は、iPhoneの「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」で確認できます。中古ショップによってはバッテリーの最大容量を確認できない場合もあります。

2. 最新の性能・機能を使いたい

新しいiPhoneが出るたびに性能が向上し、また同時にリリースされる新しいiOSで使える機能も増えます。

「どうせiPhoneを買うなら最新の性能・機能を使いたい」という場合は、中古iPhoneではなく新品iPhoneという選択肢になります。

ただ新しいiPhoneは毎年登場します。進化したといってもマイナーアップデートであることが多いので、コストパフォーマンス面では中古iPhoneという選択がベストです。

3. 新品レベルの保証が欲しい

新品レベルの保証が欲しい場合は、中古iPhoneはやめたほうがいいでしょう。

購入後1年間を過ぎたiPhoneに関してはAppleによる保証はありません。1年以内に購入されたものを見つけたとしても、残りの保証期間はそう長くないでしょう。

「新品レベルの保証が欲しいけど、できるだけ安く買いたい」という方は、Apple公式サイトで販売されている「Apple認定整備済製品」をチェックしてみてください。

Apple認定整備済製品とは、返品などで返ってきたApple製品をApple自身が整備し安く再販しているもの。

外装とバッテリーには新品が使われており、品質は新品レベル。1年間のメーカー保証もつきますし、またAppleCare+への加入も可能です。

中古iPhoneのおすすめしない機種とは?

中古iPhoneを購入するなら、iOSサポート期間が過ぎてしまった「iPhone 8以前の機種」はおすすめしません。

おすすめは「iOSのサポート期間に余裕のある機種」です。

  • 最新のiOSにアップデートできるから
  • 普段使いに十分な性能があるから
  • 使用に支障が出るほどバッテリーが劣化している個体を避けられるから

【✕】 iPhone 8以前の機種

iPhone 8以前の機種は、iOSサポート期間が過ぎてしまっているためおすすめしません。

セキュリティアップデートによるフォローはあるものの、やはりセキュリティ的なリスクは高まりますし、最新iOSの機能は利用できません。

iPhone 8が発売されたのは2017年。どのように使われてきたかにもよりますが、バッテリーの劣化も相当進んでいるはずです。

iPhone 8以前のモデル(一部)
  • iPhone 8/iPhone 8 Plus(2017年9月22日発売)
  • iPhone X(2017年11月3日発売)
  • iPhone 7/iPhone 7 Plus(2016年9月16日発売)
  • iPhone SE(第1世代)(2016年3月31日発売)
  • iPhone 6s/iPhone 6s Plus(2015年9月25日発売)

【△】 iPhone XS・iPhone XR

2018年9月に発売されたiPhone XS・iPhone XRは、2024年秋リリースのiOS 18に対応します。

ということは、少なくとも2025年秋にリリースされるであろうiOS 19が登場する最新iOSを利用できるわけです。

しかし、iOS 19でもiPhone XS・iPhone XRがサポートされるかは分かりません。これらは6年も前に発売された機種。サポート対象外となっても不思議ではありません。

中古iPhoneを購入しその後数年間使用するなら、iOSサポート期間に余裕のある機種がいいでしょう。

具体的には、2020年10月発売のiPhone 12あたりが狙い目。iOSサポート期間に余裕がありますし、バッテリーも比較的良い状態のものを狙いやすいでしょう。

【2024年】狙い目の中古iPhone機種
  • iPhone 12(2020年10月23日発売)
  • iPhone 12 mini(202年11月13日発売)
  • iPhone SE(第2世代)(2020年4月24日発売)

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